2022年12月1日の『カンブリア宮殿』で紹介された、デロンギのマルチダイナミックヒーター。
本当に寒い冬でも部屋を暖かくしてくれるのでしょうか。
実際、デロンギのマルチダイナミックヒーターは風が出ず乾燥もしにくい、やけどや事故の心配も少ない暖房とのことです。
この記事では、デロンギのマルチダイナミックヒーターは本当に暖かいのか、どのような特徴があるのか、詳しい使い方や口コミはどうなのかをまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
デロンギ マルチダイナミックヒーターは寒い?暖かくなるのか確認
暖房器具のメーカとしても有名なデロンギから、「マルチダイナミックヒーター」という、風が出なくて本体を触ってもやけどしないヒーターが発売されています。
このマルチダイナミックヒーターは本当に部屋を暖かくしてくれるのか、詳しく確認してみましょう。
輻射熱でしっかりじんわり暖か
デロンギのマルチダイナミックヒーターは風が出ないヒーターです。
ではどのように部屋を暖めるのかというと、その秘密は「輻射熱(ふくしゃねつ)」にあります。
ヒーター本体内部に張り巡らされた遠赤外線の熱線から発せられる輻射熱で、部屋全体を隅々まであたためます。
輻射熱の特徴は、以下の3つがあります。
・物体そのものを暖める
・360度どの方向にも熱を伝える
私たちが普段感じている太陽からの熱も輻射熱にあたるので、それを例にします。
太陽は地球から遠く離れていますが、その熱は赤外線などを含む太陽光として地球を暖めます。
この輻射熱は空気や物体を通り抜けることができ、なおかつその空気や物体自体を温められるのです。
さらに暖められた熱は隣接したものに360度移動するので、どんどん暖かさが広がっていきます。
特に温度の高い方から低い方へ、輻射熱は移動していきます。
そのため、部屋の中に輻射熱を発するヒーターを置けば、床や壁、ソファ、人に至るまで次々に熱を伝え、部屋全体を暖めてくれるのです。
風が出るヒーターではなかなか暖めきれない床も暖めることができるので、底冷えの不快感もなく快適に過ごすことができます。
換気をしても寒くなりにくい
デロンギのマルチダイナミックヒーターは、換気をしても部屋の温度が下がりにくいようになっています。
輻射熱によって部屋そのものが暖められているので、部屋の温度が変わりにくいのです。
さらに「オートアダプティブテクノロジー」という32通りの自動温度コントロール機能がついており、常に部屋を快適な温度に維持してくれます。
ウイルスによる室内での感染を防止するための換気も、5分ほどの換気であれば体感温度は換気前とほとんど変わりません。
また、デロンギのマルチダイナミックヒーターは同社の従来品に比べて2倍の速さで部屋を暖めます。
外気温が1桁の真冬でも、室温を20℃にするまで約25分程度で済みます。
新機種Wi-FiモデルMDHAA15WIFI-BKの特徴は?
デロンギの最新マルチダイナミックヒーターには、以下の7つの特徴があります。
①選べる3タイプ
②乾燥しらずで快適に
③風が出ない&燃料を使わないから空気がきれい
④やけど&事故が起きにくいから安心
⑤静かな作動音で快適
⑥Wi-Fiで家の中でも外でも直感操作
⑦温度コントロールで節電
それぞれ詳しくみていきましょう。
①選べる3タイプ
デロンギのマルチダイナミックヒーターには、部屋のサイズに合わせた3タイプがあります。
それぞれに合った部屋のサイズは以下の通りです。
対応する部屋の広さ | 使用するのにおすすめの部屋 | |
MDHAA15WIFI | 10~13畳 | リビングなどの広めの部屋 |
MDHAA12WIFI | 8~10畳 | 書斎、寝室などの部屋 |
MDHAA09WIFI | 6~8畳 | 書斎、寝室などの部屋 |
②乾燥しらずで快適に
エアコンやファンヒーターのように風が出るヒーターに比べ、デロンギのマルチダイナミックヒーターは乾燥しにくいというデータが出ています。
デロンギの公式サイトでは、実際に使用した約85%の人々が「乾燥を感じにくかった」という評価をしているのです。
ヒーターを使う頻度の高い冬場は特に乾燥が気になるので、加湿器に頼らず過ごせるのはありがたいです。
③風が出ない&燃料を使わないから空気がきれい
デロンギのマルチダイナミックヒーターは風を出さず灯油などの燃料も使わないので、
・ウイルスや花粉、ハウスダスト、ダニの死がいなどを巻き上げない
・CO2の排出量ゼロ
という特徴があります。
特にデロンギの公式サイトではハウスダストの浮遊量を63%も抑えているというデータが出ており、お子さんやアレルギー体質の方がいる家庭で安心して使うことができます。
また、デロンギのマルチダイナミックヒーターは電力で本体内部を温めるので、燃料を足したり交換する必要もありません。
④やけど&事故が起きにくいから安心
デロンギのマルチダイナミックヒーターは、表面温度が約60℃と高温にはならないので、小さなお子さんが本体に触ってもやけどしないよう設計されています。
また、燃料を使わないので火事の原因にもなりません。
また、万が一の際の安全装置として以下の機能がついているので安心です。
・転倒時電源遮断装置
災害時などに本体が倒れたりしたら自動で電源をオフ
・安全ヒューズ
衣類が落下してきたなどで本体が過度に熱くなった場合に自動で電源をオフ
・電源プラグ周辺の温度感知
⑤静かな作動音で快適
デロンギのマルチダイナミックヒーターは燃料を燃やすことなく風も出ないので、非常に静かな運転音になっています。
勉強中や睡眠中、映画や音楽鑑賞の際にもストレスを感じずに使うことができます。
⑥Wi-Fiで家の中でも外でも直感操作
スマホとWi-Fiのルーター、インターネット回線があれば、専用アプリやスマートスピーカーなどで直感的に操作することも可能です。
アプリがリモコン代わりになってくれるので、家中どこにいても、さらに外にいても遠隔操作することができるのです。
専用アプリでは電源の操作や温度調節はもちろんのこと、スケジュール運転やタイマーも使えます。
また、アプリ内には「MySleep」という機能があり、入眠から起床までのヒーターの温度管理を担当してくれます。
「MySleep」はApple Watchとの連携も可能です。
⑦温度コントロールで節電
先にご紹介した「オートアダプティブテクノロジー」は、部屋の温度を下げすぎないというメリットとともに部屋を暖めすぎないというメリットもあります。
効率的に部屋を暖めて電力消費をおさえるので、従来のオイルヒーターと比べて電気代を約63%も節約できるのです。
電力消費をおさえつつ設定した温度+/-0.1℃の範囲で室温をキープするので、快適に過ごすことができます。
ちなみに、デロンギのマルチダイナミックヒーターで10畳の部屋を暖める場合、室温20℃の設定で9時間使用したとして、一時間平均約14.5円の電気代となります。
この条件で1日18時間使ったとしても、約270円程度の電気代で済むのです。
基本スペック
外寸 | 幅275×奥行495×高さ665(mm) |
重量 | 12.5(kg) |
カラー | ピュアブラック/ブラック |
電源コード長 | 2.5(m) |
電圧/周波数 | AC100V/50 – 60Hz |
消費電力 | 1500W |
電力切替 | 5段階(1500~300W) |
使用する部屋の広さ | 機種による |
表面温度 | 約60℃ |
対応OS | ・Android6とiOS14以上のバージョン
・Siriショートカットを使用する場合はiOS12以上のバージョン |
対応スマートスピーカー | Googleアシスタント・Amazon Alexaを搭載したスマートスピーカー |
機能 | ・デジタル&オートアダプティブテクノロジーによる温度制御
・折り畳み式キャスター ・ECO運転 ・安全プラグ ・チャイルドロック ・温度過昇防止装置 ・転倒時自動電源遮断装置 |
保証期間 | 3年間 |
デロンギ マルチダイナミックヒーターの使い方やお手入れ方法は?
それではここで、デロンギのマルチダイナミックヒーターの詳しい使い方を確認してみましょう。
効果的に部屋を暖める置き場所
まずは置き場所ですが、部屋を効果的に暖めるには「窓際」や「壁際」に設置するのが良いでしょう。
窓際も壁際も屋外からの冷気に影響され冷やされているので、ヒーターの熱で冷気の侵入を防ぐことで室内の暖房効果が上がります。
注意点としては、以下のような点になります。
・コンセントやカーテンから20㎝以上離す
・テーブルや机の下で使わない
・人や家具、寝具など燃えやすいものからは1m以上離す
・凸凹した床、毛足の長い絨毯の上は避ける
基本的な使い方
基本的な使い方は以下の通りです。
①電源プラグをコンセントにさす
②電源ボタンを押して運転を開始する
③好みの温度を設定する
④電源ボタンを押して運転を停止する
その他の使い方・機能
その他の使い方や、機能をご紹介します。
エコ運転
設定温度より0.5〜2.0℃低い温度で運転し、消費電力を抑えます。
(凍結防止機能設定時は解除されます)
チャイルドロック
チャイルドロックを設定することで、運転の停止以外の操作をできなくします。
液晶の明るさ設定
操作していない間の液晶の明るさを3段階で設定することができます。
各操作中~操作後約10秒間は最大の明るさで表示され、その後は設定した明るさに自動で戻ります。
凍結防止機能
周辺温度が5℃以下になったときに自動で運転を開始し、室温の下がりすぎを防ぎます。
(凍結防止機能が作動中は電力レベルが自動的に「5」になります)
リモート操作
Wi-Fiを使ったリモート操作についてご紹介します。
必要なものは以下の通りです。
・スマートフォンなどのタブレット端末
・Wi-Fiルーター
・インターネット回線
タブレット端末で専用アプリをダウンロードし、アプリを起動、ヒーター本体と接続します。
専用アプリで使える機能としては、
・運転開始/停止
・電力レベル設定
・温度設定
・タイマー
・スケジュール機能
などとなっています。
お手入れ方法
デロンギのマルチダイナミックヒーターを安全に長く使うには、定期的なお手入れが必要です。
お手入れの方法は以下の通りです。
・本体と床、壁の間にたまったほこりやゴミは、掃除機などで取り除く
・コンセントや電源プラグについたほこりやゴミは、掃除機などで取り除く
・本体が汚れたら乾いた柔らかい布でふく
・本体の汚れがひどいときは、布をお湯で濡らし固く絞ってからふく
デロンギ マルチダイナミックヒーターの口コミは?
実際にデロンギのマルチダイナミックヒーターを使用しているユーザーの方々がどのような評価をしているのか、確認してみましょう。
デロンギ マルチダイナミックヒーターの低評価口コミ
★☆☆☆☆ 購入者
iOSアプリが不具合だらけで使い物になりません。
出典:ビックカメラ
★★☆☆☆ 購入者 <抜粋>
Wifi対応モデルはスマホのアプリから操作可能なのですが、このアプリが酷い。
電源ON/OFFするのに特殊操作が必要で、温度やモードの設定はスマホ側で変更かけても実機に反映されず。
出典:Amazon
★★★☆☆ 40代 女性 <抜粋>
噂には聞いてましたが電気代が高い!!
出典:楽天市場
専用のアプリに不具合や不便な点があり、なかなか使いこなすのが難しいようです。
デロンギ マルチダイナミックヒーターの高評価口コミ
★★★★★ 購入者 <抜粋>
乾燥しないのでとっても重宝しています!
出典:ビックカメラ
★★★★★ 購入者 <抜粋>
オイルヒーターよりも速暖で、ほぼ無音です。
主に上部から、側面も発熱するため効率がいいです。
触ってもすぐヤケドすることもなく、安全に使用できます。
出典:Amazon
★★★★★ 30代 女性 <抜粋>
うちは古いマンションで1階なのですごく底冷えするのですが、窓側に一台、廊下側に一台置いたらエアコンなしでポカポカ快適です。
出典:楽天市場
輻射熱で部屋を暖めるので、やけどの心配なく底冷えを解消してくれる点が高評価のようでした。
デロンギ マルチダイナミックヒーターは寒い?まとめ
寒い季節に重宝する、デロンギのマルチダイナミックヒーター。
しっかり温まるのか疑問なところですが、
・換気をしても寒くなりにくい
といった特徴をもっています。
デロンギのマルチダイナミックヒーターは輻射熱によって部屋をあたためるため、直接風や熱を出す暖房と違って、床や壁から部屋全体を暖めてくれます。
輻射熱は360℃方向に熱を伝えるため、温風では暖められない床なども暖め、底冷えを防いでくれるのです。
また、輻射熱と合わせて「オートアダプティブテクノロジー」という32通りの自動温度コントロール機能も備わっており、5分程度の換気ならほとんど部屋の温度が変わることはありません。
デロンギのマルチダイナミックヒーターは風が出ないので部屋の中が乾燥しにくく、燃料も使わないので本体表面もそれほど熱くなりません。
そのため小さなお子さんやペットと暮らしていたり、介護を必要とする方の部屋の暖房として、やけどや事故の起こりにくい本商品は最適なのです。