レンジといえば、「食材を加熱するための家電」というイメージの方が多いかと思います。
しかし日立の加熱水蒸気オーブンレンジヘルシーシェフは、ただ温めるだけではなく、様々な機能が搭載されています。
2021年7月3日に発売されたMRO-W1Zと去年発売されたMRO-S8Yの2機種だけでも様々な違いがあり、どちらを選べば良いかわからない!と思っていないでしょうか。
MRO-W1ZとMRO-S8Yには、大まかに10個の違いがあります。
②オートメニュー数
③トースト所要時間
④専用アプリ連携
⑤段数・方式
⑥付属品
⑦必要な設置スペース
⑧年間消費電力
⑨見た目
⑩価格
この違いの詳しいご紹介と、実際に使っているユーザーの方たちの口コミなどをまとめてみました!
ぜひ、オーブンレンジ購入の際の参考にしてみてください。
MRO-W1Z
MRO-S8Y
加熱水蒸気オーブンレンジヘルシーシェフ MRO-W1ZとMRO-S8Yの違いは?
加熱水蒸気オーブンレンジヘルシーシェフ MRO-W1ZとMRO-S8Yを比較すると、以下の違いがあります。
この他にも、
といった、細かい違いもあります。
では、一つずつ詳しくみていきましょう。
①内蔵センサー
MRO-W1Zは、Wスキャンと呼ばれる以下の二つのセンサーが内蔵されています。
・センター赤外線センサー
内蔵されている8眼センサーが、上下15段にスイング(120分割)し、詳しく食品(容器含
む)の表面温度をはかります。
・重量センサー
庫内の底面に設置された一つの重量センサーが、食品(容器含む)の重さをはかります。
このWスキャンのおかげで、加熱する時のパワーや時間を自動で調整するため、食品に適切に熱が加わります。
さらに、Wスキャンによって焼き網を使った調理や、簡単な準備と設定でできるオート調理も可能になりました。
MRO-S8Yは、MRO-W1Zと同じ重量センサーの他に、蒸気・温度センサーが内蔵されています。
蒸気・温度センサーは、食品を加熱して出た蒸気や温度を感知し、どれくらい食品があたたまったかを判断します。
MRO-W1Zは、加熱前にどれだけ加熱するかを判断するのに対し、MRO-S8Yは加熱してからどこまで加熱するのかを判断することになります。
②オートメニュー数
MRO-S8Y 109種類
オートメニューは、あらかじめ設定されたオートメニュー番号で加熱をスタートするだけで、簡単に調理できる機能です。
2機種でオートメニュー数に大きな差がありますが、これは前述のWスキャンが内蔵されているかどうかが大きく関係しています。
MRO-W1ZのWスキャンで可能になったメニュー
・野菜をシャキシャキに仕上げるメニュー
庫内の食品がある部分にのみ集中的に、最大1,000Wの大火力で一気に加熱します。
そのため、野菜から余分な水分を出さずに調理ができます。
・クックパッド殿堂入りメニュー
殿堂入りメニューとは、1,000以上のクックパッドユーザーが実際に調理したメニューのことで、この人気メニューをオートメニュー機能で作ることができます。
・食品メーカーとのコラボメニュー
家にある大手食品メーカーの調味料を使い、これもクックパッドメニューと同じように、オートメニュー機能で調理することができます。
この他にも、
・3品同時調理(組み合わせ147通り)
・簡単プラボウルメニュー
・最短1分スピードメニュー
・ヘルシーメニュー
・ノンフライメニュー
など、5種類の加熱方法(レンジ・オーブン・グリル・スチーム・過熱水蒸気)を駆使して、オートで適切に調理してくれます。
MRO-S8Yにもクックパッドメニューやヘルシーメニューのオートメニュー機能はありますが、MRO-W1Zに比べると、かなり少なくなっています。
③トースト
1~2枚の食パンをトーストする場合、この2機種で所要時間が大きく変わります。
MRO-S8Y 約14~23分(手動で余熱・途中で裏返し有)
加熱途中で裏返すのは2機種とも共通ですが、MRO-S8Yの方がMRO-W1Zの倍以上の時間がかかります。
トーストは朝に食べることが多いかと思いますが、忙しい朝の時間にこの差は大きいです。
④専用アプリ連携
MRO-W1Zは、「ヘルシーシェフアプリ」という専用アプリとの連携ができます。
ヘルシーシェフアプリの特徴は、大きく分けて二つあります。
・配信レシピ
本体に設定されていないレシピでも、随時アプリ内で新しいレシピが増えていきます。
クックパッドメニューなどが配信されるので、レシピに記載されているレンジの出力や加熱時間等を本体に設定し、簡単に調理することができます。
・献立決め機能
良く使う食材や、食事の際に気を付けていること(塩分やカロリー等)を登録すると、オススメの献立をピックアップしてくれます。
さらに、ジャンルや食材から選べる検索機能も充実しており、レシピの閲覧記録や調理記録も残ります。
選んだオートメニューは、アプリ内から本体へと無線LANで転送されるので、面倒な操作は必要ありません。
MRO-S8Yは専用アプリはありませんが、WEBで専用のレシピ集があります。
⑤段数・方式
・MRO-W1Z 2段・熱風式
庫内で使える段数が2段だと、単純に1段設定の倍数を加熱することができます。
特にクッキーなどを作るときに重宝するかと思います。
また、熱風式だと庫内に均等に熱がいきわたるので、2段でも加熱ムラが少なくて済みます。
・MRO-S8Y 1段・ヒーター式
ヒーターによる熱で庫内を加熱します。
ヒーターに近い場所が加熱されやすいので、加熱ムラができる場合があります。
⑥付属品
・MRO-W1Z テーブルプレート、黒皿2枚、焼き網
テーブルプレートはセラミック製、取り外して洗うことができます。
MRO-W1Zは、庫内が2段設定なので、黒皿も2枚付属でついてきます。
また、焼き網で焼き魚などを調理できます。
Wスキャンで、火加減や加熱時間をオート調整してくれます。
・MRO-S8Y テーブルプレート、黒皿1枚
テーブルプレートはMRO-W1Zと同様、セラミック製の取り外し可能なものなので、庫内を清潔に保てます。
MRO-S8Yは庫内が1段設定なので、黒皿は1枚のみになります。
⑦必要な設置スペース(縦×横×奥行)
MRO-S8Y 375×577×465
本体のサイズはMRO-W1Zの方が若干大きめです。
しかし設置の際、MRO-W1Zは左右と背面を壁にぴったりくっつけることができます。
MRO-S8Yは、背面のみ壁にくっつけることができますが、左右はそれぞれ4.5cmずつあける必要があります。
2機種とも、上方は10cm以上空けます。
購入する際は、本体の大きさだけではなく、実際に設置するのに必要なスペースも確認した方が良いでしょう。
⑧年間消費電力
MRO-S8Y 79.3kWh/年
オーブンの出力(MRO-W1Z:1,360W、MRO-S8Y:1,210W)やレンジの手動出力(MRO-W1Z:1,000Wから100W相当まで、WRO-S8Y:800Wから100W相当まで)など、おおむねMRO-W1Zの方がハイパワーになっています。
しかし、年間の消費電力でいえばMRO-W1Zの方が省エネになっています。
専用アプリの無線LANを使った場合はその分年間消費電力が上がるようですが、それでもMRO-W1Zの方が省エネになっているでしょう。
⑨見た目
・MRO-W1Z
必要最低限のボタンのみがつけられています。
また、液晶画面はフルドットを採用し、イラストや文字、数字などがフルドットで鮮明に表現されます。
そのため、ほとんどの情報を液晶画面で確認し、ボタン一体型ダイヤルで操作することができます。
・MRO-S8Y
簡単レンジボタンが採用され、手動で600Wと500Wを簡単に切り替えることができます。
その他のボタンも、比較的大きくわかりやすく設置されているので、一目で使いたいボタンがわかるようになっています。
⑩価格
MRO-S8Y 31,800円(税込)
(楽天市場 2021年7月現在)
MRO-S8Yの方が下位機種なので当然価格は安くなりますが、倍以上の価格の差があいています。
これまでみてきたように、MRO-W1Zの方がかなり高性能になっているので、当然の差かもしれません。
日立の過熱水蒸気オーブンレンジヘルシーシェフの特徴は?
過熱水蒸気オーブンレンジとは、100℃以上に加熱した水蒸気を使い、調理するオーブンレンジのことです。
温める・蒸す・焼くなど、多様な調理方法に対応しているので、過熱水蒸気オーブンレンジだけで肉料理からお菓子作りまで幅広く調理できます。
また、食材の中まで素早く加熱することができるので、食材の脂を表面に浮かせ、食材自体は乾燥させることなく脂だけを落とします。
通常のオーブンレンジよりも、ヘルシーな仕上がりになります。
特に日立のヘルシーシェフは、他メーカーのものよりもヘルシーなメニューを多く取り揃えています。
優れた庫内センサーのおかげでオートメニューも充実しているので、レンジにお任せで調理しても失敗が少ないのがうれしいところです。
MRO-W1ZとMRO-S8Yの口コミは?
実際のMRO-W1ZとMRO-S8Yユーザーの方たちは、どのような評価をしているのでしょうか?
・MRO-W1Zの低評価口コミ
MRO-W1Zは2021年7月3日に発売されたばかりのため、低評価口コミはまだありませんでした。
口コミが追加され次第、随時加筆していきます。
・MRO-W1Zの高評価口コミ
★★★★★ 20代 男性 <抜粋>
この価格帯のレンジ機能に絞ると最高峰かと
日立はセンサーが優秀。
出典:楽天市場
高評価口コミも、まだほとんどありませんでした。
口コミが追加され次第、随時加筆修正していきます。
・MRO-S8Yの低評価口コミ
★★☆☆☆ <抜粋>
HITACHIのセンサーの良くできていそうなこの機種を選びましたが、ほとんどの利用機会の温めがまともに動かない。
食品を入れて温めボタンを押すと、初めに十数秒考えてから温め始めます。
出典:amazon
★★☆☆☆ <抜粋>
何かと設定が面倒で、また上手く行かないことが多い。
出典:amazon
センサーがうまく食材の重量等を感知してくれない、との口コミがありました。
・MRO-S8Yの高評価口コミ
★★★★★ 30代 男性 <抜粋>
色々なレシピがあって、便利です。
出典:楽天市場
★★★★★ 50代 男性 <抜粋>
内寸も広くて大きい皿でも温め出来そうなのでとても良いです。
出典:楽天市場
★★★★☆ <抜粋>
温め具合を調整できるので、助かります。
出典:amazon
レンジ機能に関して、満足して使っているという口コミが多くありました。
新機種MRO-W1ZとMRO-S8Yの違いまとめ
今回比較したMRO-W1ZとMRO-S8Y、どちらも魅力的な機能がたくさんありました。
この2機種を比較すると、おおまかに10個の違いがあります。
②オートメニュー数
③トースト所要時間
④専用アプリ連携
⑤段数・方式
⑥付属品
⑦必要な設置スペース
⑧年間消費電力
⑨見た目
⑩価格
内蔵センサーやオートメニュー数など、MRO-W1Zの方がかなり高性能となっており、忙しい毎日の手助けになってくれるはずです。
しかしその分価格の差は大きく、MRO-W1Zを購入する場合は、本当にこれだけの機能が必要なのかしっかり考えることが必要でしょう。
MRO-S8YはMRO-W1Zの下位機種ですが、レンジやオーブンの機能としては十分な機能を持っています。
たくさんの機能は必要ない、シンプルな商品が良い、という方にはオススメです。
MRO-W1ZもMRO-S8Yもそれぞれ良い点があり、どちらを選ぶか悩みどころです。
ぜひ、あなたのライフスタイルにあった機種を選んでみてください。
MRO-W1Z
MRO-S8Y
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